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現場仕事でふぁいといっぱつ

山のごちそう

先日、近所の建設会社からお誘いがあって飲み会に参加してきた。テクテク歩いて約3分、そこでは社長と従業員の皆さんが採ってきた珍しい山菜、「ハリギリ」が積んであった。

これを社長自ら揚げて、みんなで食す。ウマか。
特に山菜のてんぷらは揚げ方がゴッロ(とても)重要。衣をつけ過ぎたらアカンし、油が高温でもアカンし、揚げ過ぎが一番アカン。山菜の旨味を閉じ込めて、かつ外側がサクッと揚がるようにするのが最上。

そして猪(シシ)肉を頂いた。社長はライフルを所有する猟師でもあるので(むしろ冬場はこっちが本職)、上等の猪肉をお持ちです。

最上級の猪肉は、五家荘の人々曰く「牛肉よりウマか」げな。もちろん俺も同意ですが。秋にブナの実ば食べて肥えた冬場の猪は臭みがなく、上質の脂身を備えていて、これがウマさの秘密。上質の猪は脂身がウマかかどうかに掛かっとる。

翌日の夕方に家族でBBQをしてゴールデンウィークらしさを味わう。近所の人が釣ったヤマメも一緒に焼いて、焼酎が進むばい。猪肉は塩で焼くだけでウマか。それが一番ウマか食べ方。

スライドショーには JavaScript が必要です。

で、前述の建設会社では色々とウマか物ば頂いただけじゃなくて、GW明けに現場の手伝いのオファーまで頂いていたのであった。工事の準備として、危険箇所に足場を組む作業とのこと。

初めての建設の仕事

これまで色んな仕事を経験してきたが、建設(土木)は初めて。作業用のズボンに汚れてもいいシャツを着て、スパイクの付いていない長靴を履き、愛妻弁当を持って挑むのでありました。

現場は急斜面に階段を作る作業から始まり、その先は足場を組んでいく。最初は比較的安全だったものの、先に進むにつれて本当の斜面になり、そこからは資格を持った作業員が安全帯を装着して足場を組んでいく。

俺は基本的にただ補助作業を行うだけですね。必要な資材を持って行ったり工具を手渡したり。そして単管(上の画像にある鉄のパイプ)を繋いでいく作業も。まあ、4mの単管やら道板を担いでいくので、それなりに経験がないと出来なかったかもしれない。

32歳くらいの頃は熊本に帰ってきて肉体労働ばしよったけん、この手の作業の感覚を身に着けることが出来た。ていうか、28~33歳は肉体労働だったな。人生で一番カラダが絞れとった時期だったと思う。合図と確認は重要です。ヨシ!

作業は5/15の昼までで終了。それを以て俺の日雇い労働も3.5日で一旦終了。上の画像からさらに20mほど進んだところまで足場を組んで、道路拡幅工事のための下準備完了。

その道路拡幅工事は電柱を移設しないと開始できないとのことですが、その移設のための手続きが最悪な場合だと3ヶ月かかるそうで、俺がまたここで働く機会はいつのことか分からんですな。

さーて、次は何ばしようかな?

 

 

モバイルWi-Fi

五家荘のネット環境

生まれ育った(旧)八代市から車で約1時間30分(慣れない人は2時間)、八代市泉町の最深部、五家荘の南部にある椎原(しいばる)に住み着いて丸8年になりました。

この五家荘では全域で制限なしでの高速ネット回線が使用できる状況にありません。現在最も普及しているネット回線は地元のケーブルテレビ会社によるもので、なんと下り4 – 5Mbps、上りは0.4Mbpsしかありません。重い動画などを上げようとしても、タイムアウトになってしまうくらいの遅い回線です。ただし、料金は1,700円/月ほどです。

以前住んでいた家では使い続けていましたが、2か月前に現在の家に引っ越した際にはテレビとネットが別々に契約できることを知り、テレビだけの契約にしました。(といっても、テレビは余り見らんとですが)

携帯電話用の回線も4年ほど前にようやく4G(LTE)がやってきて、ようやく現代的なネット生活が始まりました。ある朝、何気なくスマホの表示を見たら「LTE」の文字が燦然と輝いているのを見つけ、思わずその後光の眩しさに遥拝したほどです。キャッホーて。

で、ガイドの仕事の一環としてスマホ等で撮った動画をGoogle Drive等でお客さんと共有するというサービスを提供していたわけですが、そのためには高速かつ大容量の回線が必要ということでモバイルWi-Fiを使うことを検討し始めました。

スマホのテザリングも使いましたが、当初の月間通信容量は7GBしかなかったですもんね。それからいつの間にか30GBまで伸びましたが、これだけじゃ足らん。やっぱ別の回線が必要との結論に。

スマホドックモバイル

そこで発見したのが「スマホドックモバイル」の名称で提供される無制限モバイルWi-Fi。3年位前に使い始めましたが、これが遅い!下りが!

時間帯によって差があるものの、たいていの時間帯ではYouTube動画を視聴するのに画質を落とさないと快適にみられる速度ではなかったです。

1Mbpsを割り込むこともあり、そりゃあ「無制限」で提供できますわなぁ、という感じ。あまりの速度の遅さに、通信量を使用しようと思っても使用できないというw

ただし、アップロードはそこそこの速度(当社比)で出ているので、数十GBのデータでも睡眠時間等を使えばアップロードも出来ることは出来ました。仕事のフォルダを定期的にGoogle Driveに保存したり、前述の客の動画を共有する目的に、なんとか使えていたわけです。

ばってん、これじゃこの新型コロナによる仕事がなく在宅推奨の環境ではネット通信量があまりにも不足!息子も家にいる時間が増え、その分YouTubeとかば見るけんですよ。

ちなみに、料金は4,500円/月ほどです。

限界突破Wi-Fi

そこで見つけたのが「限界突破Wi-Fi」。広告塔に最近“限界突破”した氷川きよしを起用したこのサービスはとても魅力的に映ったため、即契約。2月の末でしたかね。

ネット上で契約し、数日後に手元に届きました。おお、これは十分に高速!これで無制限のネット生活が出来るならば月3,500円という料金は正に破格!先の「スマホドック」も解約出来て万々歳!

と喜んだ矢先に突然の速度低下。一日に3GB以上使用すると大幅に速度が低下するという規制が適用されたとのこと。は?「無制限」のサービスに対して契約したんですけど?

簡単に言うと、無制限の通信容量を継続的に提供するのは無理があったようです。まずは似たようなサービスを提供する「どんなときもWi-Fi」が破綻。現在は新規加入を停止。ていうか、今でも「使い放題」を謳っていますが…。

「使い放題」だけど、著しく大容量(月間25GB)を使用した後は通信速度が使い物にならない程度(384Kbps)に遅くなります!なのに「無制限で使い放題」の謳い文句を取り下げない。商売人やわ。

そして件の氷川。昔とかなり見た目が変わっていますね。まさに限界突破したということで、この商品の広告塔にうってつけということだったのか。

ここも上記のどんなときもWi-Fiと同様に、ある程度(3GB/日)の通信量を使用すると速度が落ちてしまうという結果に。ただし、会社としてきちんと経過と内情を説明して、補償を行なったことが評価されたので利用者の減は最小限に食い止められたようです。商売に誠実さは大事とばいな~。

現在は1日で累計5GBを使用すると通信速度が下り4Mbps程度に落ち、そして1日の累計10GBを超えるとウェブサイトの閲覧も困難なほどの速度(128Kbps)にまで低下します。

ちなみに、YouTubeをマシな画質(360p)で快適に視聴するのに必要な通信速度は 0.7Mbps なので、その低速回線では全く話にならないということがわかるでしょう。

結論として…

というわけで、この環境にあってコレ!という解決策はありませんでした。

しかしながら、これからもまだまだ「自粛」期間が続く中でネットへの依存は高まるばかり。なんとか最適解(十分な通信速度と適度な許容可能な料金)を見つけて行くしかないです。

現在のネット回線への支払いは月に20,500円にも上るわけだけんが…。(ドコモ 12,500円 + スマホドック 4,500円 + 限界突破Wi-Fi 3,500円)

山の仕事に挑戦 3

WordPressのテキスト入力のやり方が以前とやたら違うな?と思っていたら、やっぱりものすごく変わっていたことにやっと気づいた俺です。「ブロックエディター」げな。
html入力の仕方とか分からんだったけん、結局は以前の方式である「クラシックエディター」に戻しました。

戻し方は簡単。ワードプレスの管理画面からプラグイン」→「新規追加」→「Classic Editor」をダウンロードして「有効化」にチェックを入れる。で完了。

で、山の仕事:刈り払い編の続きです。

八代から出発

前回までの作業で、残りはレスキューポイント002~003の間だけだと踏んでいたので、今度は黒原から登ることに決定。ここから登るのは初めてです。下りてきたことは何年か前に一度か二度あったばってん。

日曜日に作業をするので、息子を実家の八代に預けるために土曜から前泊。まあ、息子の誕生日(4/1)祝いもしてもらったけん、一石二鳥か。そして朝6時ころに密かに起きていこうとすると……息子が気づいて起きてしまった。しょうがなかけん、一緒に連れていくことに。(親離れ・子離れが出来とらんです)

黒原から登る

黒原(くろばる)というのは部落(注)の名前で、以前はここにいくつかの家があったということですが、今は一軒があるのみ。しかも普段は人が住んでいません。しかしながら一帯は私有地のため、ここから登山を開始する際には土地所有者の求める通り、駐車料金(普通車300円 大型車500円)を支払う必要があります。

(注)「部落」というと、被差別部落の略称として使用されることもありますが、熊本では基本的に「集落」や「ムラ」を意味する言葉として用いられています。というか、文字通りですな。

この家の向って右手に登山口があります。ここから雁俣~京丈山稜線に向かって9:20に登山開始。

この登山道は1999年の第54回国民体育大会(くまもと未来国体)のために整備されたそうで、沢には橋が架けられ、踏み跡もちゃんとあるので迷うことはなさそう。国体の種目の中には「山岳」というのがあり、以下の内容で競うとのこと。(引用:http://www.sportsnet.pref.toyama.jp/contents/qa/kyougigaid/mountaineering/mountaineering.html

縦走競技/山岳マラソンともいわれ、約7kmもの山岳コースを、荷物を背負い一気に駆け上がる所要時間を競う。最も持久力を必要とする厳しい競技である。
登はん競技/スポーツクライミングともいわれ、傾斜角80.0。~135.0。の人工壁の競技場において、規定の用具を使用してクライミングし、時間内にその到達高度を競う。
踏査競技/山岳オリエンテーリングともいわれ、山岳地帯の競技コースにおいて、荷物を背負い、記入した定点の位置の正確さと所要時間を競う。

今回は、刈り払い機とリュックを担いでの登山ということで、その競技に近い条件だったかもしれんですね。概要は以下の動画で。

 

稜線で迷う

で、稜線(尾根)に到着。しかしながら、ここを稜線と認識していなかったために悲劇が…。ここからしばらくは付近を行ったり来たり彷徨う。やっと道を把握したのは2時間半後のことだった。

しかも、6歳になったばかりの長男が愚図りだす。無理もない、登山靴でも何でもないただの靴で、何の眺望もない山中をあてもなくさまよっているのだから。しかし、なんとか励まして山行を続ける。

昼食をとっていた時に、京丈山から縦走して来た方がいたので訊いてみると、現在地は京丈山山頂から約30分だという。
!!!  じゃあ、かなり京丈山方面におるな。これはマズい、と元来た道を引き返す。

そして雁俣山から縦走して来た方もいて、訊ねてみると途中に分岐があったとのこと。 !!! じゃあ、もっと引き返す必要がある。ありがとう、登山者の方々!

結局、↑の道標を4回も行ったり来たりしましたw

見逃していたのは、↑の道標が分岐点だったということ。ここの左斜め後ろが目的地への稜線だった。道標右側から登ってきて、そのまま左側へ抜けていったために、間違いに気づかなかった。

やっと作業開始

何はともあれ、作業現場に到着したので刈る。時刻はすでに1:50。出発してから4時間30分も経ってしまった。
後ろから妻と息子がついてきて、片づけをする。予想通り、残りはレスキューポイント003~002の間だけだったので、そんなに時間は掛からなかったのでした。

レスキューポイント002に到着して作業終了。ここから、黒原までの最短ルートを通って帰ります。前回の作業時には見つけることが出来なかった道ですが、なんとここのわずか20mほど先にありましたとサ。

ここの集積場を下って

作業道に出ると、すぐ下が黒原。最初に登山を開始した場所に、稜線から15分足らずで到着。ズコー! じゃあ、こっちから出発しとけば、何の問題もなく短時間で作業は終了しとったというわけか!

というわけで、今回も入念な下調べが足りませんでした。
振り返ってみれば、この仕事自体は二日もあれば完了していたと思います。普段から山の仕事をしている人なら一日で終わったかも。

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」

山の仕事に挑戦 2

12日間というのは正に光陰。

さーて、前回の続きは~?

二本杉から登る

前回、よくよく山地図を見直してみたところ、どうやら京丈山方面から攻めるのは得策ではないと気付いた橋崎夫婦。今回は作業をする現場に近い雁俣山の登山口がある、二本杉峠の東山本店にやってきた。

ここは五家荘の北の玄関口で、標高は1,100mあります。人が住んでいる場所としては域内で最も標高の高いところです。といっても、現在はこの東山本店のみなさんが住んどるのみですばってん。
この東山本店では、店内外での食事と自家製造のお土産が購入できます。特産品は「ゆずこしょう」と「山椒オリーブ」。オンラインショップもあるので、下記リンクからチェックしてみてください。

https://www.gokanosyo.jp/

朝から息子を保育園に送るにあたり、息子の荷物を一切合切家に置いてきて一度取りに戻る羽目になったけん、すでに結構な時間ば無駄にしとる。なーん、さっさと作業ばすれば良かろ。

今回は車2台を用い、一台はここ二本杉峠に、もう一台は今回のルートの下山予定地点である黒原(くろばる)という場所に置いて、効率的な作業を目論む。

装備もチリバツな俺。地下足袋

生い茂るスズタケ。30年位前までの五家荘の山々は、このスズタケで覆われていたげなですが、現在は増殖した鹿に食われてかなり減少しております。出来るだけ保全したいとこばってん、登山道に被ってきとる分だけは刈り払うことで登山者の安全を確保します。

Beyond the peak of Mt Karimata

雁俣山山頂に到達。さらに京丈山方面へと縦走します。問題はこの先。ロープを伝って崖を下りたり、脊梁の細い崖を機材を背負った状態で歩いていくのが、こういう作業に慣れていない人にとっては慎重さを要求されます。

左隣は急斜面。もし木が生えてなければ断崖絶壁。スキっと晴れとれば阿蘇を望む雄大な景色丸見えで、とてもここを歩く勇気など湧いて来んでしょうな。

最大の難所

そして、この登山道の最大の難所であるここ、ロープの張ってある100mほどの急斜面です。おそらく50°を超える傾斜で、踏ん張りながらスズタケを刈り払うのは、控えめに言っても命がけの作業でした。

なんとか必要なだけ刈り払うことに成功。あまり刈り過ぎると手掛かりがなくなってしまうので、必要最小限に留めました。

そしてレスキューポイント002に到達。ここで残念ながら時間切れ。どうやらこの辺に黒原(くろばる)に下りる最短ルートがあるらしかですが、見つけることはかなわず結局雁俣山山頂を経由して同じ道のりで二本杉まで帰りました。

そして後日、ものすごくガッカリすることになる…。まあ、何はともあれ無事に作業完了!

山の仕事に挑戦 1

先日3/24-25に「五家荘登山道整備プロジェクト」の登山道整備(刈り払い)の仕事を請けて、雁俣山(かりまたやま=1.315m)~京丈山(きょうのじょうやま=1,473m)に行ってきました。
実質無職になった身としては、ありがたい収入を得る好機です!

装備

まずは、お隣の五木村にある森林組合事務所に行って、装備を整えてきました。ここには、山で仕事をするための装備が一通り揃っているので、必要なものは全て購入出来ました。全部で数千円だったと思います。

スライドショーには JavaScript が必要です。

スパイク付き地下足袋・手袋・脚絆(きゃはん=脚を守る装備)・混合油用のオイル(50:1)・除虫菊など。ムラの給油所で混合油を作ってもらい、下刈り機で使用する笹刃(笹刈刃)の目立てをします。笹刃とは、文字通り笹くれ立った刃で、この刃は調整をしないとうまいこと切れるようにはなりません。

詳しくは、↓のサイトなどで紹介してあります。

http://www.deki-sugi.com/up/2010/03/post-90fc.html

俺は、Youtube動画などを見ながら自分なりの方法でやってみました。

という具合に準備が出来たけん、山に行きます。

京丈山登山口から登る

24日火曜に、妻を伴って京丈山の入口である「ハチケン谷」から進入することから開始です。ここには施錠されたゲートがあって、関係者しか車で入れないようになってます。もちろん関係者なのでダイヤルを解錠して車で登り始める。

しかしここの作業道は落石が多く、石をどけながら慎重に進む。携帯電話の電波もほとんど届かないところなので、パンクしたら詰み。とまではいかなくても、相当時間のかかることになることは間違いなかでしょう。。

最後に京丈山に登ったのはもう8年とか9年も前。しかも連れて行ってもらったけん、記憶は定かではなかとです。行けるとこまで行こうとしたばってん、とうとう道が崩れて通行できんとこで車を停めて、ここから徒歩で取りつくとこまで行くことに。初めて地下足袋を履いて下刈り機を担いでの登山です。感触はヨカ。歩きやすか。

行き過ぎてしまったことに気づいたのは1時間後。引き返して、ここから取りつく。どうやら正解。稜線に出た。

稜線に出ると、京丈山と思しきピークが見える。ていうか、稜線には刈るべき草もスズタケもない。どうやら雁俣山方面に向かわないことには作業が出来ないと気付く。ここで我々は、仕様書をしっかり読んでいないことに気づくのだった。稜線を西へ、雁俣山方面へ進む。

京丈山山頂手前には、希少植物となっている「カタクリ」がある場所があります。踏まないように慎重に歩を進める。

「レスキューポイント」(遭難や事故が発生した場合に、レスキューヘリコプターを呼んで救助してもらえる箇所)の004があったので地図で確認すると、まだまだ雁俣山にはほど遠く、このまま進んでも作業をする時間がないと判断し、念のため20分くらい進んだところで何も刈るべきものがないのを確認して引き返す。分岐点(上の画像の2枚目)から下りて、京丈山登山口へ到着。

ここから作業道を登って車に戻りました。翌日も天気は晴れの予報。今度は別の登山口から開始することを決定して、早めの就寝。オーストラリアの友人にもらったアイリッシュウィスキーを飲んで、スヤスヤ。

 

4月までの予約が全滅

予想できた事態ではありますが、3月下旬から4月末までの予約全部が全滅しました。稼ぎ時であるはずの春季にガイドとしての仕事が全くない=無収入、という事態に陥ってしまいました。

下のリンク先でも全日本通訳案内士連盟(JFG)の理事長も述べてらっしゃいますが、どこも例外なく通訳ガイドの仕事はなくなっているようです。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/202003/CK2020031902000258.html

欧州から日本への入国規制

まずは東南アジア各国の規制で始まったわけです。感染が拡大する日本から帰国した際には14日間の検疫(指定された場所や自宅での待機)を課せられるために、事実上日本への入国が不可能になりました。シンガポール・マレーシア・インドネシア・香港・台湾・タイといった、自分にとって主力となった国々からの個人客の予約が消えてしまいました。

望みの綱は、もう一方の主力であるドイツの旅行会社からもらっていた仕事です。ドイツ語圏(ドイツ・オーストリア・スイス等)の客は比較的富裕層の人たちが多く、感染拡大が急速に進む欧州を避けて日本に来てくれないかな、などと淡い期待を抱いていたのですが…。

日本政府の判断により、3月21日0時以降に欧州の大部分の国から日本に入国する人は14日間の検疫を要請、という形で事実上の欧州締め出しになってしまいました。

そして、4月の大部分(20日間以上)を占めていた予約はすべて取り消され、それにより俺のガイドの仕事はパア。パア。零。

ガイド以外の仕事

といっても、不貞腐れて焼酎でも飲んで寝て過ごすわけにもいかんもんで、さっそく次の手を打つことにしました。ムラのいろいろな人と話をした結果見つかったのが、登山道整備での下刈りの仕事。

来週月曜には必要なもの(地下足袋・作業着・笹刃・混合油など)を揃えて、天気が許せば可能な限り早く取り掛かろうと思います。街だったら、44歳の中年男が仕事を探そうと思ってもすぐには無理ですけんね。山に住んどる利点てとこですかね。

前々回の投稿では、プログラミングやらなんやら書いとりましたが、やっぱ手っ取り早く収入になる仕事ですよ。まあ、ガイドの仕事も基本的にはやったらすぐにカネが入りますもんね。それに、文系の俺にプログラミングは難しすぎる。なんせ、中学生の時に点Pが動くのが理解できんだったほど。アイツ(点P)を止めるにはどうすれば…。などと妄想するくらいしか出来んだったわけですよ。

その後

3/22現在、欧米各国・豪州は都市を封鎖し、国によってはインフラを除く全産業を停止するという対策を以て感染拡大を止めようとしています。この分では5月の予約も全滅するでしょう。

このように経済に深刻な打撃を与える状況では、大規模な失業や企業の倒産が相次ぐことは免れないでしょう。感染拡大が止まり、経済が上向きになったとしても、そのような状況下でいきなり観光を楽しもう!ルンルン! などという気分になる人が多くいるはずもなく、ガイドの依頼も多くは見込めないと思います。

なのでそれまでは山での仕事を続けていくことになると思います。こりゃあ、本格的に山男になるぞ。ふんで、だらしなくなった体を鍛えなおす期間になるぞ。

しかしながら、経済が復興して人々が再び観光を楽しむ余力が出たときにはガイドの仕事をやれるように、準備だけは怠らんようにしとかんばアカンですね。英語版のサイトの更新は続けていきます。あとは各種ツールの使い方の学習ですか。Wordpressも、もうちょっと使いこなしきらんばアカンしね。

キャンセルは止まらん

いやあ、参った。

何が参ったて、前回の投稿からすでに3週間も経ったとか、コロナヴァイラスの影響でキャンセルが止まらんとか、引っ越した家で次々に問題が見つかるとか。つーわけで、自らを振り返る意味でまとめていきましょうか。

仕事のキャンセル数

コロナ問題以前の2020年3月には13日間の仕事が入っていました。そしてそのうち8日間がキャンセル。しかも結構大きめのグループが複数日×2という美味しい仕事だったので、金額的なダメージは相当大きいです。

3月はこれまでに2日間しか仕事がなく、日本ツアーに来ていたドイツ人ミュージシャンと、日本在住のアメリカ人親子という内容でした。あとはドイツ人客が2組のそれぞれ2日間と、アメリカ人の新聞記者が1日という仕事が残っているのみ。

ドイツ人1組に関してはすでに日本で旅行をしているため、仕事があるのはほぼ確実。次の組にしても、まだ中止の連絡は来ていないので可能性は高い。

アメリカ人は取材で来るわけですが、トランプ大統領が日本を危険地域に指定しなければ大丈夫でしょう、が、予断を許さない状況です。先ほど、トランプ大統領は英国を除く欧州から米国への入国禁止を発表しました。

追記:上記のアメリカ人記者による取材はアメリカでの情勢変化を受けて延期

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56694710S0A310C2MM0000/

日本がこれに追随したら…。と考えると、もう残りの予約も完全に死亡です。そうならないことを祈るしかない。

さらにこの米国対応に日本も含まれるようだと、もう世界各国がそれぞれを入国禁止にしあうというまるでブロック経済さながらの様相です。グローバリズムの弱点を曝け出した格好です。

世界の観光業

フェイスブック(FB)でガイド仲間が、あるFBページに投稿していました。そこは世界の観光業者(旅行代理店やガイドなど)が情報交換をしており、このコロナヴァイラス問題で多くの業者が相次ぐキャンセルに悩まされているということを知りました。

https://www.facebook.com/groups/TourActivityOwnersWorldwide/permalink/1469200259916272/?comment_id=1469658639870434

これは大変な問題です。コロナヴァイラスにより直接的に死亡する人間よりも、経済的な問題で死亡または極度に生活が困窮する人間の方が多くなってしまう恐れがあります。

コロナヴァイラスの今後

このように、ついにアメリカまでもこの問題に対して激しく反応し始めました。しかしながら、個人的には下の動画の内容を推します。希望込みで。じゃないと、もうガイドの仕事はしばらく出来ん。

前回の投稿では「コロナヴァイラス問題がいずれは終息する」という前提で書きましたが、これはもはや風邪やインフルと同じように付き合っていかなくてはならない病気になるものだと思います。

つまり、感染することを前提に暮らしていく必要があるということ。感染してもウイルス性の風邪と同じように自己治癒力を以て治すしかないのでは、っちゅーことです。どっかで言われとるような、中国が開発した危険な生物兵器でなければね。

引っ越し先について

とりあえず、生活と仕事に必要なものを優先して運び込み、新しい家で生活を始めています。

ところが、前の借主さんが犬と猫を飼っていたために、念入りに掃除しても毛と匂いが残っとる…。俺も妻もアレルギー体質のため、鼻は詰まるわくしゃみは出るわ。

カーテンや壁にも匂いが染みついているため、天気のいい日に洗濯したり掃除することで徐々に解消中。

水漏れ

そして家の外にある温室(所有者が蘭を栽培していたらしい)に使っていたであろう水道のホースに三点リーダのような穴が開いていて、そこから水がダダ漏れ…。自己融着テープで塞ごうとしたものの、保護テープを剥がさずに巻き付けたためにモノにならず。てっきりボンタンアメとかのオブラート的なものかと思っとった。

最終的には、水漏れ箇所を切断して先端部分と元の部分を接続することで水漏れを解消。

給湯器

深夜電力を利用するタイプの給湯器です。ブレーカーを上げて翌朝になってもお湯は出ず。ブレーカーが落ちとる。もしかしたら水漏れ対策で水の元栓を閉めとったのが原因か?

前述の通りなんとか水漏れを解消してボイラーのブレーカーを上げてみても、やっぱりお湯は出らんしブレーカーが落ちとる。しょんなかけん取扱店に電話したら、数時間後にはこの山奥まで来なはったです。(どうもわざわざありがとうございました…。)

ところが、結果は耐用年数をとっくに過ぎて中身は水漏れやらなんやらでボロボロ。修理しても使える保証はなく、新品を導入したら30~40万円は掛かるとのこと。

ギニャー!借り家でしかもこの収入のない時にそんな金額が通るかっ・・・・!

というわけで、灯油ボイラー(10-12万円くらい+工賃)かガス給湯器(3-5万円+工賃)を検討してます。まだまだ現代的な暮らしには辿り着かん。

参議院選挙

本文

去る7月21日(日)、参議院議員選挙に市政協力員の立場で「投票管理者」として参加しました。この場合、行政から日当が出ます。まあ、奉仕としての参加なので報酬には期待してはいなかったのですが。

朝6:45に投票管理者が宣誓を行い、投票箱を三箇所施錠して投票が開始されます。管理者のほかには投票立会人が2名おり、我々3名はただ座って投票が正しく行われるのを見守るのみです。投票の手続き自体は行政職員が担当します。どうやら、投票管理者は投票代理者(行政職員)に業務を任せる、といった立場のようです。

昼12時にはご飯を食べ、投票者が来ない時間にはトイレやタバコ休憩も可能でした。過疎のムラなので。都合60名ほどでしょうか、投票に来られたのは。

過疎のムラなので午後4時に投票を締め切り、投票箱を開票所に持っていきます。投票が不正なく安全に運搬されることを証明されるために、投票管理者と投票立会人が割り印をした封筒に、投票箱を施錠した鍵2つを封印します。もういっこあったっけ?

ともかく、行政が手配したタクシーに乗って開票所である八代市総合体育館へ。途中での休憩は不正防止のため認められていません。総合体育館で投票箱を引き渡して諸々の確認作業を終えた後は、再び同じタクシーに乗って休憩なしでムラに戻りました。終了したのは午後8時前。

で、本日その報酬が振り込まれていました。

9,007円!拘束時間は13時間引く休憩1時間なので時給750円!熊本の最低賃金は時給762円なので、これが雇用契約だった場合は労働基準法違反となりますが、雇用契約ではなかったのだと思います。

まあ、良い経験は出来た。

追記

後日、追加で4,000円が振り込まれていました。投票箱運搬に係る分です。つまり日当13,007円で時給1,083円だったということですね。

近況報告

一般的な話として、冬場はガイドにとって仕事の少ない時期だと思います。俺も少なかったですよ、もちろん。その分、これから頑張って仕事を入れて稼いでいこうと思います。何とか3月中旬以降から4月全般、それから5月の2/3は仕事で埋まってきました。いわゆる「稼ぎ時」というやつです。6月は今のところまだ6日しか埋まってません。7月8月は今から頑張って集客しないと。

で、仕事の少ない冬場に何をするかというのが命題になりますが、俺の場合は遊んだり遊んだり遊んだり…、というわけはなく、地元の登山道整備に勤しんだり(一日だけ)、サイトの更新作業やPCの各種アプリケーションの使い方を学習したりと、一年の仕事の準備期間ですな。せっかくAdobe Cloud CCに毎月お布施をしよる分を活用せんとね。

ガレ場での道づくり
難所でのロープ張り

で、何のための登山道整備だったかというと、ここ五家荘の久連子というムラの山奥(ここですでに山奥ですが)には『福寿草』という花が2月~3月に群生するのです。この美しい花を観賞しに来る人たちをサポートするためでした。

福寿草

今年の開花は暖冬により早め。五家荘の居住地域でほとんど積雪がないという、異例の冬になりました。地元の60代の人でも積雪のない年は記憶にないそう。積雪があれば、福寿草はもっと綺麗に映えるとですけどね。

これまでの実績
これからの予定

色々な問題でこのサイトの管理画面にログインすることが出来ず、かなりの期間が空いてしまいました。ガイド業務は変わらず行なっています。いつも通り阿蘇・高千穂を主とし、別府やくじゅう地域などの遠隔地も行って来ました。詳しくは英語版のサイトのまとめをご覧ください。

現在、主力となっている客層はシンガポールで、その割合は圧倒的です。理由としては、シンガポール人の観光意欲が旺盛で、現在日本への旅行がシンガポール内で注目を集めているそうです。また、シンガポール人は旅行後にその内容が良かったら、仲間内で口コミやSNSを通じて情報交換を行なって次回の旅行のための準備をするとのこと。

客数と稼働日の合計が一致しませんが、それは一組のお客さんを複数日に渡ってガイドすることもあるためです。特にドイツの場合はベルリンの旅行会社から受注しているため、複数日のガイドが多くなります。また、複数の組を同日にまとめてガイドすることもあります。

3月・4月が強いのはガイドにとって一般的な傾向でしょうが、5月が弱かったのが反省材料です。6月は梅雨時期に関わらず、豪雨にあたることがなくキャンセルが発生しなかったのが幸いしました。

7月の現時点でのガイドは、14稼働日の予約・問い合わせを貰っています。8月はまだ数日分しかないので、これからの追い込みが必要ですね。9月・10月はドイツからの依頼で埋まってきていますが、まだ個人客の依頼が入ってきていないので、英語版のサイトの内容強化及び広報を進めていく必要があります。

五家荘という辺境に居住している以上、ここでの観光を進めていく必要があります。また、生まれ育った八代市にはクルーズ船が定期的に停泊するようになってきたので、八代市を中心とした観光を進めていくのが使命だと思っています。

以下の写真は八代のクルーズ船からのお客さんと行った着物着付け体験です。