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現場仕事でふぁいといっぱつ

山のごちそう

先日、近所の建設会社からお誘いがあって飲み会に参加してきた。テクテク歩いて約3分、そこでは社長と従業員の皆さんが採ってきた珍しい山菜、「ハリギリ」が積んであった。

これを社長自ら揚げて、みんなで食す。ウマか。
特に山菜のてんぷらは揚げ方がゴッロ(とても)重要。衣をつけ過ぎたらアカンし、油が高温でもアカンし、揚げ過ぎが一番アカン。山菜の旨味を閉じ込めて、かつ外側がサクッと揚がるようにするのが最上。

そして猪(シシ)肉を頂いた。社長はライフルを所有する猟師でもあるので(むしろ冬場はこっちが本職)、上等の猪肉をお持ちです。

最上級の猪肉は、五家荘の人々曰く「牛肉よりウマか」げな。もちろん俺も同意ですが。秋にブナの実ば食べて肥えた冬場の猪は臭みがなく、上質の脂身を備えていて、これがウマさの秘密。上質の猪は脂身がウマかかどうかに掛かっとる。

翌日の夕方に家族でBBQをしてゴールデンウィークらしさを味わう。近所の人が釣ったヤマメも一緒に焼いて、焼酎が進むばい。猪肉は塩で焼くだけでウマか。それが一番ウマか食べ方。

スライドショーには JavaScript が必要です。

で、前述の建設会社では色々とウマか物ば頂いただけじゃなくて、GW明けに現場の手伝いのオファーまで頂いていたのであった。工事の準備として、危険箇所に足場を組む作業とのこと。

初めての建設の仕事

これまで色んな仕事を経験してきたが、建設(土木)は初めて。作業用のズボンに汚れてもいいシャツを着て、スパイクの付いていない長靴を履き、愛妻弁当を持って挑むのでありました。

現場は急斜面に階段を作る作業から始まり、その先は足場を組んでいく。最初は比較的安全だったものの、先に進むにつれて本当の斜面になり、そこからは資格を持った作業員が安全帯を装着して足場を組んでいく。

俺は基本的にただ補助作業を行うだけですね。必要な資材を持って行ったり工具を手渡したり。そして単管(上の画像にある鉄のパイプ)を繋いでいく作業も。まあ、4mの単管やら道板を担いでいくので、それなりに経験がないと出来なかったかもしれない。

32歳くらいの頃は熊本に帰ってきて肉体労働ばしよったけん、この手の作業の感覚を身に着けることが出来た。ていうか、28~33歳は肉体労働だったな。人生で一番カラダが絞れとった時期だったと思う。合図と確認は重要です。ヨシ!

作業は5/15の昼までで終了。それを以て俺の日雇い労働も3.5日で一旦終了。上の画像からさらに20mほど進んだところまで足場を組んで、道路拡幅工事のための下準備完了。

その道路拡幅工事は電柱を移設しないと開始できないとのことですが、その移設のための手続きが最悪な場合だと3ヶ月かかるそうで、俺がまたここで働く機会はいつのことか分からんですな。

さーて、次は何ばしようかな?

 

 

山の仕事に挑戦 3

WordPressのテキスト入力のやり方が以前とやたら違うな?と思っていたら、やっぱりものすごく変わっていたことにやっと気づいた俺です。「ブロックエディター」げな。
html入力の仕方とか分からんだったけん、結局は以前の方式である「クラシックエディター」に戻しました。

戻し方は簡単。ワードプレスの管理画面からプラグイン」→「新規追加」→「Classic Editor」をダウンロードして「有効化」にチェックを入れる。で完了。

で、山の仕事:刈り払い編の続きです。

八代から出発

前回までの作業で、残りはレスキューポイント002~003の間だけだと踏んでいたので、今度は黒原から登ることに決定。ここから登るのは初めてです。下りてきたことは何年か前に一度か二度あったばってん。

日曜日に作業をするので、息子を実家の八代に預けるために土曜から前泊。まあ、息子の誕生日(4/1)祝いもしてもらったけん、一石二鳥か。そして朝6時ころに密かに起きていこうとすると……息子が気づいて起きてしまった。しょうがなかけん、一緒に連れていくことに。(親離れ・子離れが出来とらんです)

黒原から登る

黒原(くろばる)というのは部落(注)の名前で、以前はここにいくつかの家があったということですが、今は一軒があるのみ。しかも普段は人が住んでいません。しかしながら一帯は私有地のため、ここから登山を開始する際には土地所有者の求める通り、駐車料金(普通車300円 大型車500円)を支払う必要があります。

(注)「部落」というと、被差別部落の略称として使用されることもありますが、熊本では基本的に「集落」や「ムラ」を意味する言葉として用いられています。というか、文字通りですな。

この家の向って右手に登山口があります。ここから雁俣~京丈山稜線に向かって9:20に登山開始。

この登山道は1999年の第54回国民体育大会(くまもと未来国体)のために整備されたそうで、沢には橋が架けられ、踏み跡もちゃんとあるので迷うことはなさそう。国体の種目の中には「山岳」というのがあり、以下の内容で競うとのこと。(引用:http://www.sportsnet.pref.toyama.jp/contents/qa/kyougigaid/mountaineering/mountaineering.html

縦走競技/山岳マラソンともいわれ、約7kmもの山岳コースを、荷物を背負い一気に駆け上がる所要時間を競う。最も持久力を必要とする厳しい競技である。
登はん競技/スポーツクライミングともいわれ、傾斜角80.0。~135.0。の人工壁の競技場において、規定の用具を使用してクライミングし、時間内にその到達高度を競う。
踏査競技/山岳オリエンテーリングともいわれ、山岳地帯の競技コースにおいて、荷物を背負い、記入した定点の位置の正確さと所要時間を競う。

今回は、刈り払い機とリュックを担いでの登山ということで、その競技に近い条件だったかもしれんですね。概要は以下の動画で。

 

稜線で迷う

で、稜線(尾根)に到着。しかしながら、ここを稜線と認識していなかったために悲劇が…。ここからしばらくは付近を行ったり来たり彷徨う。やっと道を把握したのは2時間半後のことだった。

しかも、6歳になったばかりの長男が愚図りだす。無理もない、登山靴でも何でもないただの靴で、何の眺望もない山中をあてもなくさまよっているのだから。しかし、なんとか励まして山行を続ける。

昼食をとっていた時に、京丈山から縦走して来た方がいたので訊いてみると、現在地は京丈山山頂から約30分だという。
!!!  じゃあ、かなり京丈山方面におるな。これはマズい、と元来た道を引き返す。

そして雁俣山から縦走して来た方もいて、訊ねてみると途中に分岐があったとのこと。 !!! じゃあ、もっと引き返す必要がある。ありがとう、登山者の方々!

結局、↑の道標を4回も行ったり来たりしましたw

見逃していたのは、↑の道標が分岐点だったということ。ここの左斜め後ろが目的地への稜線だった。道標右側から登ってきて、そのまま左側へ抜けていったために、間違いに気づかなかった。

やっと作業開始

何はともあれ、作業現場に到着したので刈る。時刻はすでに1:50。出発してから4時間30分も経ってしまった。
後ろから妻と息子がついてきて、片づけをする。予想通り、残りはレスキューポイント003~002の間だけだったので、そんなに時間は掛からなかったのでした。

レスキューポイント002に到着して作業終了。ここから、黒原までの最短ルートを通って帰ります。前回の作業時には見つけることが出来なかった道ですが、なんとここのわずか20mほど先にありましたとサ。

ここの集積場を下って

作業道に出ると、すぐ下が黒原。最初に登山を開始した場所に、稜線から15分足らずで到着。ズコー! じゃあ、こっちから出発しとけば、何の問題もなく短時間で作業は終了しとったというわけか!

というわけで、今回も入念な下調べが足りませんでした。
振り返ってみれば、この仕事自体は二日もあれば完了していたと思います。普段から山の仕事をしている人なら一日で終わったかも。

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」

山の仕事に挑戦 2

12日間というのは正に光陰。

さーて、前回の続きは~?

二本杉から登る

前回、よくよく山地図を見直してみたところ、どうやら京丈山方面から攻めるのは得策ではないと気付いた橋崎夫婦。今回は作業をする現場に近い雁俣山の登山口がある、二本杉峠の東山本店にやってきた。

ここは五家荘の北の玄関口で、標高は1,100mあります。人が住んでいる場所としては域内で最も標高の高いところです。といっても、現在はこの東山本店のみなさんが住んどるのみですばってん。
この東山本店では、店内外での食事と自家製造のお土産が購入できます。特産品は「ゆずこしょう」と「山椒オリーブ」。オンラインショップもあるので、下記リンクからチェックしてみてください。

https://www.gokanosyo.jp/

朝から息子を保育園に送るにあたり、息子の荷物を一切合切家に置いてきて一度取りに戻る羽目になったけん、すでに結構な時間ば無駄にしとる。なーん、さっさと作業ばすれば良かろ。

今回は車2台を用い、一台はここ二本杉峠に、もう一台は今回のルートの下山予定地点である黒原(くろばる)という場所に置いて、効率的な作業を目論む。

装備もチリバツな俺。地下足袋

生い茂るスズタケ。30年位前までの五家荘の山々は、このスズタケで覆われていたげなですが、現在は増殖した鹿に食われてかなり減少しております。出来るだけ保全したいとこばってん、登山道に被ってきとる分だけは刈り払うことで登山者の安全を確保します。

Beyond the peak of Mt Karimata

雁俣山山頂に到達。さらに京丈山方面へと縦走します。問題はこの先。ロープを伝って崖を下りたり、脊梁の細い崖を機材を背負った状態で歩いていくのが、こういう作業に慣れていない人にとっては慎重さを要求されます。

左隣は急斜面。もし木が生えてなければ断崖絶壁。スキっと晴れとれば阿蘇を望む雄大な景色丸見えで、とてもここを歩く勇気など湧いて来んでしょうな。

最大の難所

そして、この登山道の最大の難所であるここ、ロープの張ってある100mほどの急斜面です。おそらく50°を超える傾斜で、踏ん張りながらスズタケを刈り払うのは、控えめに言っても命がけの作業でした。

なんとか必要なだけ刈り払うことに成功。あまり刈り過ぎると手掛かりがなくなってしまうので、必要最小限に留めました。

そしてレスキューポイント002に到達。ここで残念ながら時間切れ。どうやらこの辺に黒原(くろばる)に下りる最短ルートがあるらしかですが、見つけることはかなわず結局雁俣山山頂を経由して同じ道のりで二本杉まで帰りました。

そして後日、ものすごくガッカリすることになる…。まあ、何はともあれ無事に作業完了!

山の仕事に挑戦 1

先日3/24-25に「五家荘登山道整備プロジェクト」の登山道整備(刈り払い)の仕事を請けて、雁俣山(かりまたやま=1.315m)~京丈山(きょうのじょうやま=1,473m)に行ってきました。
実質無職になった身としては、ありがたい収入を得る好機です!

装備

まずは、お隣の五木村にある森林組合事務所に行って、装備を整えてきました。ここには、山で仕事をするための装備が一通り揃っているので、必要なものは全て購入出来ました。全部で数千円だったと思います。

スライドショーには JavaScript が必要です。

スパイク付き地下足袋・手袋・脚絆(きゃはん=脚を守る装備)・混合油用のオイル(50:1)・除虫菊など。ムラの給油所で混合油を作ってもらい、下刈り機で使用する笹刃(笹刈刃)の目立てをします。笹刃とは、文字通り笹くれ立った刃で、この刃は調整をしないとうまいこと切れるようにはなりません。

詳しくは、↓のサイトなどで紹介してあります。

http://www.deki-sugi.com/up/2010/03/post-90fc.html

俺は、Youtube動画などを見ながら自分なりの方法でやってみました。

という具合に準備が出来たけん、山に行きます。

京丈山登山口から登る

24日火曜に、妻を伴って京丈山の入口である「ハチケン谷」から進入することから開始です。ここには施錠されたゲートがあって、関係者しか車で入れないようになってます。もちろん関係者なのでダイヤルを解錠して車で登り始める。

しかしここの作業道は落石が多く、石をどけながら慎重に進む。携帯電話の電波もほとんど届かないところなので、パンクしたら詰み。とまではいかなくても、相当時間のかかることになることは間違いなかでしょう。。

最後に京丈山に登ったのはもう8年とか9年も前。しかも連れて行ってもらったけん、記憶は定かではなかとです。行けるとこまで行こうとしたばってん、とうとう道が崩れて通行できんとこで車を停めて、ここから徒歩で取りつくとこまで行くことに。初めて地下足袋を履いて下刈り機を担いでの登山です。感触はヨカ。歩きやすか。

行き過ぎてしまったことに気づいたのは1時間後。引き返して、ここから取りつく。どうやら正解。稜線に出た。

稜線に出ると、京丈山と思しきピークが見える。ていうか、稜線には刈るべき草もスズタケもない。どうやら雁俣山方面に向かわないことには作業が出来ないと気付く。ここで我々は、仕様書をしっかり読んでいないことに気づくのだった。稜線を西へ、雁俣山方面へ進む。

京丈山山頂手前には、希少植物となっている「カタクリ」がある場所があります。踏まないように慎重に歩を進める。

「レスキューポイント」(遭難や事故が発生した場合に、レスキューヘリコプターを呼んで救助してもらえる箇所)の004があったので地図で確認すると、まだまだ雁俣山にはほど遠く、このまま進んでも作業をする時間がないと判断し、念のため20分くらい進んだところで何も刈るべきものがないのを確認して引き返す。分岐点(上の画像の2枚目)から下りて、京丈山登山口へ到着。

ここから作業道を登って車に戻りました。翌日も天気は晴れの予報。今度は別の登山口から開始することを決定して、早めの就寝。オーストラリアの友人にもらったアイリッシュウィスキーを飲んで、スヤスヤ。