Adobe Premiere Pro CC で動画制作

昨年、この動画制作・編集ソフトのことはちょっと書いたことがある。

目次

PC の環境改善

CPU と GPU

この時は PC のシステムが古くて動作(特にレンダー)が劇的に遅くなっていたのだが、後に PC を買い替えてからはスッキリ動くようになった。

2014年当時はハイエンドだった Core i7 4790K も、2019年になると時代の波に取り残されていて、普段の使用においては何ら問題のないCPUだったものの、高性能を要求するアプリに対してはすでに第一線で踏ん張れなくなっていた。

特に Adobe Premiere Pro CC や After Effects などを使用するに当たっては相当の性能を要求されるので、Intel だと 第8世代以降、AMD だと Zen+ 以降の CPU に加えて 16GB 以上、できれば 32GB 以上の RAM とGTX 1070 以上、できれば 1080 か RTX 2060 以上の性能のものが求められる。

一眼レフカメラで言えば「沼」に引きずり込まれるという状態に陥ってしまいがちな世界。一度足を踏み入れたら、ぐにゃああああ、ですよ。あ、それは違う「沼」かw

まずはグラフィックスボード(グラボ・GPU)が GTX 750 と古すぎたために 、中古の GTX 1080 を購入した。購入時点で型落ちではあるが、ひと世代前の上級機種。価格も現在の最新グラボに比べるとかなりお値打ちだった。

これで動作環境がすこぶる改善。そして今年2月には新型コロナによる情勢を見て、新しいデスクトップを導入した。Intel Core シリーズから AMD の Ryzen Zen 2 に乗り換えたのである。↑のGPU だけ前の PC から移管したものの、さすがに 動作は見違えるほどに改善し、各種アプリの使用も問題なく行えるようになった。

最新 CPU Zen3

そして先日、Ryzen Zen 3 シリーズが発売された。Zen 2 の時点で Intel の Core シリーズを総合性能で上回ってきたのが、ここで遂にぶっちぎってしまうわけですよ。

ハッキリ言って、第3世代の Zen 2 が過去のものになってしまったといってもいいほどの性能向上。Intel が第5世代以降に毎回わずかばかりの「性能向上」しかやってこなかった時期からすると驚異的な伸び。

それが Zen3 5000 シリーズ。ただし、名称は更にややこしくなってくるw

AMD  Zen3         Ryzen     9   5900X
会社名  コードネーム   ブランド名 クラス    製品名

AMD という会社が発売する、Ryzen というブランド名の CPU で、第4世代(Zen3)の中のカテゴリーでRyzen 9 という階級の中の 5900X という製品。

第1世代の Zen に続く第2世代が Zen+(2000 番台) と命名されたことから、見た目と実際の世代のズレが生じ始めた。Intel の Core シリーズは頭の一桁、もしくは現在の五桁になってからは頭の二桁がそのまま世代を表しているのだが。

次の Zen2 は 順当に3000 番台になったものの、その後に Zen2 として 4000 番台が発売されたために、今回の Zen3 は 5000番台が与えられたというわけ。Zen+ で素直に Zen2 にしとけば、このようなややこしい事にはならずに済んだものを…。

Zen

Zen+

Zen2

Zen2 Renoir for mobile

Zen3

※以上Wikipediaより抜粋 https://ja.wikipedia.org/wiki/Ryzen

YouTube へ動画投稿

昨年までは、ガイド中に撮影した動画を繋げる、タイトル・キャプションを付ける、場面切り替わりの際にトランジションを付ける、くらいの使用だったのが、現在はガイドの仕事が消滅したために必然的に異なった/より手の込んだ用法を求められる。

というわけで、一から制作した動画を YouTube に投稿し始めたのだ。いわゆる解説動画というとこですが、現在6本の動画を投稿済み。出来れば登録者数1,000人を超えて「収益化」の条件を満たすまで行ってみたいと始めてみたわけよ。

もし、また通訳ガイドをすることがあればネタの一つにはなるかもしれんし、もしかしたらこのスキルは何か他のことで活きてくるかもしれん。

少しですが、After Effects を使ってアニメーション作成したものをPremiere Pro で使用する。

解説動画といっても、自ら出演して喋るわけではなくいわゆる「ゆっくり系」に近い形で、キャラクターを用意してそれに喋らせるという体でやってます。「ゆっくり」は解説動画においてすでにかなりの立ち位置を確保しており、いろんな分野の解説に用いられています。無料だしね。

下のチャンネルも、最初は投稿者自身が解説する内容だったものが「ゆっくり」に変えてからは明らかに再生数が伸びました。それくらい認知度とアピール度において有利な点がある。

「ゆっくり」はテキストを入力するとそれをアプリが発音してくれるのだが、俺は俺自身が音声を録音してそれを加工したものを使用しているので大きな違いがある。「ゆっくり」はすでに多くの人が使用しているのもあり、差別化がしにくい。しかしながら安牌ではあるんですよ、これが。題材と内容が良ければ、ある程度の再生回数と登録者が付いてくる。

ばってん、俺は俺の道ば行く…!

音声加工は Premiere で簡単に出来るものの、録音作業は難しいですねw ガイドとしてお客さんに喋りかける方がよっぽど簡単。

動画の内容は英語や俺の英語通訳案内士としてのものとは一切関係のないもので、俺が昔から興味のあった分野を題材にしてます。図書館から借りてきた本と、ネットで内容を復習して動画に反映させる。英語系はすでに立場を築いた人たちがいて、とてもその人たちには敵わん。

ていうか、形になるまでは 50~100本の動画投稿が必要、と言われてます。気の遠くなる話だ。一本の動画を仕上げるまでに原稿執筆→録音→編集作業という工程が必要になりますが、今までで最速だったのは5分半の動画で丸一日、約10時間ほど。20分の動画には数日掛かった…。

特に何に時間が掛かるかというと、テーマの選択から原稿の執筆という工程。書いた後も推敲を続けてより良くしたいものの、自分がなんとなく頭で思っている理想との乖離を埋められない葛藤。いやあ、これは作家が鬱になったりするのはこういうことか。なんつってw

そして画像の調達。ま、これについてはまた今度書いてみましょうかね。

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