焼き!焼き!焼き!

五家荘は美しい紅葉で良く知られている。九州の観光地では指折りの知名度と美しさを誇っている。毎年多くの観光客が訪れ、その魅力に度肝を抜かれて帰っていくのだ。

五家荘の紅葉のスゴさは、天然の紅葉が至る所で観られること。もちろんいくつかの植樹もあるが、ほとんどは天然で、赤・黄・緑が一斉に素晴らしいコントラストを描く。しかもそれが車道を運転している間、ずっと観られるのだ。

というわけで、今年も紅葉の季節がやってきました。五家荘に関わりだして12回目、五家荘に移住して9回目の秋です。

COVID-19 がなければ、繁忙期で毎日あちこちの観光地をガイド、そしてそのうちの多くがここ五家荘でのガイドになるはずだったろうに。といっても、なったもんはしょんなかですばい。(=しようがない)

11/8 日曜は五家荘の北の玄関口、“二本杉峠”にある「東山本店」(とうやまほんてん)にてお手伝いをしてきました。

熊本市・阿蘇・宮崎方面から来る観光客のほとんどは、まずここを通って五家荘を回ることになる。その前にここで情報収集をしたり、腹ごしらえをしていくのだ。つまり、カネを落としてもらう絶好の場所ということ。

俺は日ごろからこの東山本店に世話になっているし、俺の出来る範囲で手伝いをしている。例えばウェブサイトの管理・ブログ/他媒体での情報発信・ 海外からの Eメールの処理とか。

しかし今回は店舗での現場作業を初めて経験。実家の両親に「紅葉ば見に来なっせ」と言って息子の世話を頼んだ。妻は他の観光施設で働いているし、生まれがあと12時間遅ければ、まだ保育園児だったであろう小学1年生の息子をほったらかしには出来ないからだ。

今回担当するのは、「地鶏の串焼き」。冷凍保存された串刺しの地鶏肉を、炭火で焼いて提供。9時に現場で両親と合流して、そのまま現場で焼き始める。

隣では東山本店自ら養殖したヤマメの塩焼き(これも炭火で丁寧に焼き上げてある)がフル稼働し、そのまた隣では東山本店名物の「いも天」(熊本県産の紅はるかという品種のサツマイモを厚切りにして天ぷらにしたもの)が店主によって揚げたてのものが提供される。単純ながら、厚切りで食べ応えがあって甘みも十分でかなりウマい。個人的にもよく食べてる。

俺が担当する地鶏の串焼きは、地鶏なだけあって仕上がりはカタめなものの、上手く焼きあがった時のお客さんの反応は上々。客商売において最も嬉しい瞬間だ。

炭が少なくなって火力が弱まると、焼き上がりまでに時間が掛かるようになる。普通の火力でも1本が焼きあがるまでに数分を要する。普通の焼き鳥よりもかなり大きいんですよ、これは。竹串に刺してあるしね。1本400円也。

炭を足すと、しばらくは火力が足りずに焼き上がりに時間が掛かる。客足の少し切れた時を狙って炭を足す。しかしすぐに次の車の波が押し寄せて行列が出来る。

炭が燃え出して火力が高まると、今度は焼き過ぎ・焦げ付きに注意しなければならない。ここでは単に肉を焼くだけではなく、料金の授受や隣のヤマメの支援もしなくてはいけない。ヤマメは生きているうちも繊細な魚だが、焼いているときも同様ですぐにその皮が焼き網にこびりついてしまう。そこで、こまめに網から持ち上げたりひっくり返す必要があるのだ。

そして、今回提供しているヤマメはかなり大きい。20㎝くらいあったと思う。尺アユならぬ、尺ヤマメといってもいいくらい大きかった。(現場では「サバ」と呼んでいたw)たぶん、春の“自粛”の影響で売れなかったために、そのまま養殖場で育ったのだろう。その分、エサ代が余計に掛かっているはず。

焼く・売る・肉を網に乗せる・焼く・売る・乗せる… this goes on and on and on…

忙しいながらも、出来るだけお客さんとの対話をするように心がけながらこれをひたすら繰り返していたら、あっという間に時間が過ぎた。最後のもう一波に備えて少し余計に焼いた分も無事に完売して、任務完了!

ふう、今年は新しいことばかりやってきとるばってん、今回もなんとかやり遂げられた。日当をもらって帰宅し、家族で夕食をとり一緒に入浴する。ガイドで毎日帰宅せずにホテル暮らしだった昨年までは出来なかったことが、今年は毎日出来る。

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