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外国人観光客入込の上限を緩和へ

↑の記事によると、7/1から日本への入国者数をこれまでの2万人/日から3万人/日に上限緩和する案を検討中とのこと。

ということで徐々に “コロナ後” へと戻りつつありますが、これはビジネス目的・留学生・団体客を対象としたものでまだまだ十分なものではありません。

やはり個人客が入ってくるようにならないと、この円安も活かした本格的なコロナ後の経済復興には繋がらないのは明白。世界の中にはすでに観光客を受け入れて活況を呈している国も出ています。

スペインの状況

欧州のリゾート地として選ばれることの多いスペインでは既にコロナ前の2019年に迫る入込数があるとのこと。欧州の中では低緯度に位置し温暖な気候のため、燦燦と照る太陽の下で余暇を楽しもうとドイツやフランスなどの高緯度地域の国々の人々に人気が高い。

ドイツなんて北海道よりも高緯度に位置してますからね。スペインですらバルセロナは青森と北海道の間くらいの緯度ですが、地中海性気候のお陰で緯度だけでは単純な比較はできません。

位置関係については↓のサイトを参考にしました。

 

イタリア

スペインと同様に非常に人気の高いイタリア。俺が今までガイドしてきたドイツの方々の中には自家用車で訪れるという声も聞かれました。とくにドイツ南部のバヴァリア地方なんか山を越えればイタリアに入るわけで。運転好きなドイツ人には1,000km程度の運転はそれほど苦にならないんでしょうか。

↑のように、約1,300㎞の道のりを13時間23分で走破できるということは時速約 100km/h ということで、そういうことですw

イタリアも欧州の南部に位置し、欧州北部からの人気が高い。このイタリアも今月1日から入国に際しての陰性証明書が不要になったとのこと。

イタリアの観光地を紹介する YouTube 動画を見ると、市中ではマスクをしている人もチラホラ見られます。

 

イギリス

というわけで UK も概ね規制は解除。公共交通機関などの密集する空間以外ではマスクなしで生活しているようです。色んな YouTube 動画を見てもそのようですね。

↓では観光客らしき姿も多くみられます。外国からかどうかは分かりませんが。

スコットランドでもほぼコロナ後になった日常の様子が。ここではロンドンに比べてわずかにマスク姿の人々は見られます。

 

ドイツ

ドイツでは6/1に公共交通機関が9ユーロ/月(≒1,250円)で乗り放題になるチケットを発売したとのこと。物価高騰・原油価格高騰で自動車に乗る回数を減らしたい国民への補助ということでしょう。それにしても大盤振る舞いな補助ですな。

現在のところ8月分まで発売されているとのことで、かなりの売れ行きだということは想像に難くありません。

バルト海方面行きの長距離列車にも適用されるだけではなく、復路の分にも適用されるために追加料金を払うことがないとのこと!通常は50ドルの復路が無料!つまり日常生活までもカバーしたドイツ版の “Go To トラベル” なんでしょう。

自動車大国ながら環境保護にも非常に敏感な国民性ならではというところか。

シンガポール

アジアに目を向けると、シンガポールは先駆けて観光客に国境を開いた国として既に活況を呈しています。

↑を見るとマスクをしている人は恐らく現地民のみ。欧米に比べるとその割合はかなり高いようです。多民族国家のため、誰が現地民で誰が他国からの観光客化は判別しにくいとこですが…。

俺にとってシンガポールの人たちはドイツに次ぐ上客なんで、早いとこ日本に来てほしいね。隣のマレーシアの常連客(すでに2回リピートしてくれた)からは「今年の秋にようやく行けるだろう、からオススメの場所をよろしく」との連絡が入っています。

まとめ

以上、サーっとですが各国の状況を見てみました。これらの国にとってコロナ禍はすでに “過去のもの” という扱い・意識になってきているように見えます。また、そうしていかなければいけない。

現在は “サル痘” が新たなる感染症として注目されていますが、これは50歳以上の人たちは天然痘のワクチンを打っているためにほぼ問題ナシ。

それ以下の世代にとっても肉体的接触を行なわなければ基本的に感染することがないとのことで、新型コロナのような爆発的な感染は起こりにくいと目されています。

↓の動画を見ればそのような説明がなされているのを確認できます。(サムネイルからして閲覧注意)