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ギターば弾いとります 2

以前、ギターば弾いとりますの回で「というわけで、こんな感じで音楽編が続きます。」とか言っておきながら以後完全に放置していたことがあります。そこで、今回はその続きば。

4月~5月の自粛期間中に Facebook で流行った “〇〇10選”、例えば「これまでに行った旅先10選」とか「影響を受けた人物10人」など。で、それを FB での友人の誰かを指名してその人の「10選」をやってもらうというもの。これで自粛中の楽しみを作り出そうという試みだったわけです。

で、俺が指名されたのは「影響を受けたロックアルバム10選」。というわけで、まずは筋肉少女帯の月光蟲アルバムを選択し、その中から3曲をギターで弾いたというのがこのカテゴリ(音楽)での前回の投稿。

その次のアルバムは Deep PurpleMachine Head という超絶ベタな選択で、昔のギターキッズの多くが通った道。選んだのはそこから2曲。Highway StarSmoke on the Water

超有名曲ですな。ギターキッズの登竜門的な曲として知られます。Highway star はハードロックギター速弾きの入門として最適な教科書ともいうべき運指・ピッキングを提示し、初心者に速弾きが出来る喜びとプロギタリストになれるかもしれない、という夢を与えた。

一方 Smoke on the water は至極簡単な運指で弾けるリフながら、ロック史上最高レベルの印象に残る曲の一つにまで昇華した。俺は上記の筋肉少女帯のギタリストである、橘高文彦によるギター教本「魅惑のハードロック教本」に載っていた Ritchie Blackmore に興味を持ち、そこから系譜を辿ってこのアルバムに到った。

歌詞の内容も日記的なものながらにして今日まで歌い継がれることになった。3年位前にスイスのお客さんをガイドしたら、その人が1971年のこの歌詞の基となった場所、モントルーに、正に Frank Zappa が演奏している最中に、狂った男が火炎放射器をぶっ放してホテルが火事になったその瞬間にいた、ということだった。これまでにガイドをしたなかでも断トツに伝説級の人。

高校生の頃はこのアルバムやライヴ盤の “Live in Japan”  (海外では “Made in Japan” として発売)を聴きまくっていた。Ritchie の凶暴なプレイとステージでの振る舞いに影響され、俺の日常生活での振る舞いも Ritchie を意識したようなものになっていくのであった…。ちょっとした中二病でした。後悔はない。