山の仕事に挑戦 3

WordPressのテキスト入力のやり方が以前とやたら違うな?と思っていたら、やっぱりものすごく変わっていたことにやっと気づいた俺です。「ブロックエディター」げな。
html入力の仕方とか分からんだったけん、結局は以前の方式である「クラシックエディター」に戻しました。

戻し方は簡単。ワードプレスの管理画面からプラグイン」→「新規追加」→「Classic Editor」をダウンロードして「有効化」にチェックを入れる。で完了。

で、山の仕事:刈り払い編の続きです。

八代から出発

前回までの作業で、残りはレスキューポイント002~003の間だけだと踏んでいたので、今度は黒原から登ることに決定。ここから登るのは初めてです。下りてきたことは何年か前に一度か二度あったばってん。

日曜日に作業をするので、息子を実家の八代に預けるために土曜から前泊。まあ、息子の誕生日(4/1)祝いもしてもらったけん、一石二鳥か。そして朝6時ころに密かに起きていこうとすると……息子が気づいて起きてしまった。しょうがなかけん、一緒に連れていくことに。(親離れ・子離れが出来とらんです)

黒原から登る

黒原(くろばる)というのは部落(注)の名前で、以前はここにいくつかの家があったということですが、今は一軒があるのみ。しかも普段は人が住んでいません。しかしながら一帯は私有地のため、ここから登山を開始する際には土地所有者の求める通り、駐車料金(普通車300円 大型車500円)を支払う必要があります。

(注)「部落」というと、被差別部落の略称として使用されることもありますが、熊本では基本的に「集落」や「ムラ」を意味する言葉として用いられています。というか、文字通りですな。

この家の向って右手に登山口があります。ここから雁俣~京丈山稜線に向かって9:20に登山開始。

この登山道は1999年の第54回国民体育大会(くまもと未来国体)のために整備されたそうで、沢には橋が架けられ、踏み跡もちゃんとあるので迷うことはなさそう。国体の種目の中には「山岳」というのがあり、以下の内容で競うとのこと。(引用:

縦走競技/山岳マラソンともいわれ、約7kmもの山岳コースを、荷物を背負い一気に駆け上がる所要時間を競う。最も持久力を必要とする厳しい競技である。
登はん競技/スポーツクライミングともいわれ、傾斜角80.0。~135.0。の人工壁の競技場において、規定の用具を使用してクライミングし、時間内にその到達高度を競う。
踏査競技/山岳オリエンテーリングともいわれ、山岳地帯の競技コースにおいて、荷物を背負い、記入した定点の位置の正確さと所要時間を競う。

今回は、刈り払い機とリュックを担いでの登山ということで、その競技に近い条件だったかもしれんですね。概要は以下の動画で。

 

稜線で迷う

で、稜線(尾根)に到着。しかしながら、ここを稜線と認識していなかったために悲劇が…。ここからしばらくは付近を行ったり来たり彷徨う。やっと道を把握したのは2時間半後のことだった。

しかも、6歳になったばかりの長男が愚図りだす。無理もない、登山靴でも何でもないただの靴で、何の眺望もない山中をあてもなくさまよっているのだから。しかし、なんとか励まして山行を続ける。

昼食をとっていた時に、京丈山から縦走して来た方がいたので訊いてみると、現在地は京丈山山頂から約30分だという。
!!!  じゃあ、かなり京丈山方面におるな。これはマズい、と元来た道を引き返す。

そして雁俣山から縦走して来た方もいて、訊ねてみると途中に分岐があったとのこと。 !!! じゃあ、もっと引き返す必要がある。ありがとう、登山者の方々!

結局、↑の道標を4回も行ったり来たりしましたw

見逃していたのは、↑の道標が分岐点だったということ。ここの左斜め後ろが目的地への稜線だった。道標右側から登ってきて、そのまま左側へ抜けていったために、間違いに気づかなかった。

やっと作業開始

何はともあれ、作業現場に到着したので刈る。時刻はすでに1:50。出発してから4時間30分も経ってしまった。
後ろから妻と息子がついてきて、片づけをする。予想通り、残りはレスキューポイント003~002の間だけだったので、そんなに時間は掛からなかったのでした。

レスキューポイント002に到着して作業終了。ここから、黒原までの最短ルートを通って帰ります。前回の作業時には見つけることが出来なかった道ですが、なんとここのわずか20mほど先にありましたとサ。

ここの集積場を下って

作業道に出ると、すぐ下が黒原。最初に登山を開始した場所に、稜線から15分足らずで到着。ズコー! じゃあ、こっちから出発しとけば、何の問題もなく短時間で作業は終了しとったというわけか!

というわけで、今回も入念な下調べが足りませんでした。
振り返ってみれば、この仕事自体は二日もあれば完了していたと思います。普段から山の仕事をしている人なら一日で終わったかも。

「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」