自粛中の楽しみ
前回の投稿からもう10日も経った。早か、早すぎる。
新型コロナによる世界的な自粛の中ではやった動きの一つに、SNS上で「10の〇〇を挙げる」とかいうのがありました。
例えば、「これまでの旅行先で撮った写真ベスト10」などという。
そして友達の中で誰かを指名して、同じ題目をやらせることでどんどん広まっていくことで自粛中の楽しみにしていた流れがありました。
そんな中で、Facebookで友達の一人が「影響を受けたロックアルバム10選」の題目で俺を指名して来ました。単にアルバムジャケットの画像を貼るだけで、一切の説明などはナシというのがルールだそうです。
ギターを弾く
はっはーん、いよいよ来たナ。ばってん俺は人から与えられた題目に従うごつはなかっばい!という逆コナン君(体は大人、頭は子供)を発揮して、下記の自分ルールを作成。
・アルバムの中から数曲のギタープレイを動画で上げる
・アルバムにまつわる話を書く
こうやって自らに課題することで、ちゃんとギターの練習をしてみようと思ったのだった。動画作成の練習にもなるしね。
というわけで最初は筋肉少女帯の「月光蟲」を選び、3曲でのギターを弾いてみた。
月光蟲
このアルバムは、中学3年生の時に聴いて衝撃を受けた。従弟の洋ちゃんから借りたテープだったか、、、それまで音楽そのものが嫌いだった俺には「世の中にはこんな音楽があるのか!」という衝撃だった。
太宰治らの文学に影響を受けた大槻ケンヂの詩の世界が、個性豊かなメンバーの演奏に乗ることで生まれる奇異な音楽性。当時トレンディやらなんちゃらの音楽を嫌っていた俺には正に心に沁み入るモノで、これをきっかけに筋肉少女帯にドップリとハマって行くことになる。
なぜ音楽が嫌いだったかという言うと、子供の時に毎週見ていた「8時だョ!全員集合」の終盤でアイドルや何かが歌を歌うのが嫌いだったからです。そぎゃんモンば流すより、コントば見せろ!という体験が俺を音楽嫌いにさせた。あとは、自分自身が音痴だったためです。単純ですな。
そして徐々に音楽的な基礎知識が付いてくる。何がギターの音で何がベースの音か、などの初歩的なものでしたが。その中でギターの橘高文彦に憧れ、ついに彼の愛機である Flying V を購入したいという気持ちが絶頂に達する。
そこで高校生の財力で購入できたのが、地元の書店兼楽器屋に売ってあった Greco の一品。65,000円でした。それと BOSS の OD-2 も合わせて購入。都合75,000円くらい。たしか実家の手伝い(イ草農家)ををすることで親に借金して買ったかな。
ちなみに初めて購入したギターは、高校の2学年上の人から買った Orville の SG。20,000円でした。Orville とは、日本国内限定の Gibson の廉価版で Epiphone の上位版という位置づけだったそうです。
https://www.ishibashi.co.jp/sale-event/13487
この月光蟲は個人的にも、また多くの筋少ファンからも筋少の一番の名盤とされていまして、発売から30年経った今でもなおその輝きが褪せることはありません。俺自身もたまに聴きよります。
んで、これから3曲を選んでみたが、3曲を全編通してやるのは動画の尺も長くなるし、なによりギタープレイ(特にソロ)を習得する時間も足りない。橘高文彦のプレイはちょっとやそっとで習得できるものではなかっですよ。というわけでそれぞれの曲の一部分を取り出して、それらをつなげて簡単な動画に仕上げた。
使用機材
ギター | Gibson Flying V Reissue |
アンプ | Marshall JMP 1987 |
スピーカー | Marshall 1960A |
ペダル | BOSS OD-2 |
撮影機材 | Canon EOS 70D PENTAX K-50 |
このギターは20年前に購入した念願の Gibson で、それまでは高校生の時に購入した白黒の Greco のFlying V を使っていた。その V は後にステージ上で破壊してしまって今はもうないが…。
下の写真は、Legend とかそんな名前のメイカーから出ていたマイケル・シェンカーモデルの V で、買った翌日に一曲だけ出番がありそのまま叩き壊した。
というか、この念願叶って購入したGibsonの V もステージ上で放り投げた際に誤って落としてしまい、勢いでさらに床に叩きつけて破壊しかけものの、二週間後にもショウをすることを思い出して止めたおかげで生き残った。
但しその代償としてボディ裏面に深い傷が入り、20フレットから先は満足に音が鳴らないという後遺症が残った。一度リアPU(ピックアップ)を Seymour Duncan の JB に換えてみたが、その PU は結局後に購入した V に付け替えた。今はフラットバッカーか何かが載っている。
ピックカバーは、オリジナルのものがジャック付近から破損が始まり、息子が2歳くらいの時にそれにトドメを差して完全に壊してしまったため、行きつけの楽器屋に依頼して特注してもらった。Amazonかヤフオクかで中古のものを買い、それのサイズが合っていなかったために削るなどして合わせてもらったため、20年経った今でもこの様に真っ白というわけ。
ペダルも高校生の時に購入した古いもので、80年代にはかなり売れた OD-2 。伝説の名機とされる OD-1 が欲しかったものの、90年代当時はレアな一品とされて売ってあるところを見たこともなかった。OD-2 ははっきり言って良い音とは言えないものの、直結派(チョッケラー)の俺としてはちょっと歪みを足すのに十分。
撮影の方法
一眼レフカメラを三脚で固定して撮るだけでございます。外部マイクも、アンプにマイクを立てて別に録音することもナシ。アマゾンのポイントがあったけん、SHURE の定番商品 SM57 とマイクスタンド、それにオーディオインターフェイス(マイクとPCを接続する機器)を購入してみたものの、情けないことに未だに使用方法を習得しとりまっせん。
SHURE SM57
behringer U-PHORIA UM-2
カメラは最後の曲「イワンのばか」で K-50 に交替。EOS 70D の電池が切れたためw やはり K-50 の方が画質が悪い。まあキットレンズで部屋の照明も暗かったけんですね。
というわけで、こんな感じで音楽編が続きます。