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植え付け作業終了

造林という仕事の一工程である杉苗の植え付け作業が昨日5/29で終了。本来は春先に行われるこの工程ですが、伐採を主とする他業者の手が回らなかったということで請けたとのことです。まあ、そのおかげで俺も仕事にありつけた。

この作業では、杉の苗をバッグに詰めて背負い、地面に穴を穿って均等な間隔で植えていきます。

まずは右手の杉苗が入った袋(50本入り)から左手のバッグに移す。このサイズの苗だと100本入ります。

後半になると苗のサイズが大きくなって30本入りのものになり、バッグには60本しか入らないくせに100本入りより遥かに重いという。40kg以上はあるのかな?ウンザリするほど重いので、さっさと植えて軽くしていく必要がある。

右手にあるのは「尺竿」と言って。苗を植える間隔を測る2mの物差し。これのお陰で上下左右均等に植えることが可能。慣れている人は使いませんが。

左手の棒は穴を穿つための器具。以前は鍬(クワ)を使っていたのが最近はこの手の器具を使う方にシフト。地盤が固いところではちょっと使いにくい面もある。年配は鍬を使っている。

水分補給のためのアクエリアスと麦茶。ちょっと凍らせておくと冷たいのをキュッ!とやれて最高。ただし完全に凍らせてしまうと現在の気温では融けきれない罠が。しかも甘味成分から先に融けだしてくるので、それを飲んでしまうと後で薄いのを飲む羽目に。

上下左右に 2m 間隔を測って穴を穿つ。

そしたら苗をバッグから取り出し、苗を植え付ける。そして苗を周りを踏みつけて苗が倒れたりしないように固める。これをひたすら繰り返す。

斜面を上から下に植えていくので、手持ちの苗がなくなったら上まで取りに行く…ことになると大変なので誰かが供給係として苗袋を点々と置いていく作業を担当しなければならない。

兵站を制した者が戦に勝つ、のは古今東西変わらぬ原則。楚漢戦争では蕭何がその役割を見事に果たし、各個の戦では負け続けた劉邦に兵力・食糧を絶え間なく送り続けたことにより最終的に楚の項羽を打ち破った。皇帝となった劉邦は、その他並み居る勇将猛将を押しのけて蕭何を「勲功第一等」と評した。

フランス皇帝となったナポレオンは、ロシア領土に30万人の将兵をもって侵入するも補給を確保できずに大敗した。