先日3/24-25に「五家荘登山道整備プロジェクト」の登山道整備(刈り払い)の仕事を請けて、雁俣山(かりまたやま=1.315m)~京丈山(きょうのじょうやま=1,473m)に行ってきました。
実質無職になった身としては、ありがたい収入を得る好機です!
目次
装備
まずは、お隣の五木村にある森林組合事務所に行って、装備を整えてきました。ここには、山で仕事をするための装備が一通り揃っているので、必要なものは全て購入出来ました。全部で数千円だったと思います。
スパイク付き地下足袋・手袋・脚絆(きゃはん=脚を守る装備)・混合油用のオイル(50:1)・除虫菊など。ムラの給油所で混合油を作ってもらい、下刈り機で使用する笹刃(笹刈刃)の目立てをします。笹刃とは、文字通り笹くれ立った刃で、この刃は調整をしないとうまいこと切れるようにはなりません。
詳しくは、↓のサイトなどで紹介してあります。
俺は、Youtube動画などを見ながら自分なりの方法でやってみました。
という具合に準備が出来たけん、山に行きます。
いざ現場へ!
京丈山登山口
24日火曜に、妻を伴って京丈山の入口である「ハチケン谷」から進入することから開始です。ここには施錠されたゲートがあって、関係者しか車で入れないようになってます。もちろん関係者なのでダイヤルを解錠して車で登り始める。
しかしここの作業道は落石が多く、石をどけながら慎重に進む。携帯電話の電波もほとんど届かないところなので、パンクしたら詰み。とまではいかなくても、相当時間のかかることになることは間違いなかでしょう。。
最後に京丈山に登ったのはもう8年とか9年も前。しかも連れて行ってもらったけん、記憶は定かではなかとです。行けるとこまで行こうとしたばってん、とうとう道が崩れて通行できんとこで車を停めて、ここから徒歩で取りつくとこまで行くことに。初めて地下足袋を履いて下刈り機を担いでの登山です。感触はヨカ。歩きやすか。
行き過ぎてしまったことに気づいたのは1時間後。引き返して、ここから取りつく。どうやら正解。稜線に出た。
稜線を彷徨う
稜線に出ると、京丈山と思しきピークが見える。ていうか、稜線には刈るべき草もスズタケもない。どうやら雁俣山方面に向かわないことには作業が出来ないと気付く。ここで我々は、仕様書をしっかり読んでいないことに気づくのだった。稜線を西へ、雁俣山方面へ進む。
京丈山山頂手前には、希少植物となっている「カタクリ」がある場所があります。踏まないように慎重に歩を進める。
「レスキューポイント」(遭難や事故が発生した場合に、レスキューヘリコプターを呼んで救助してもらえる箇所)の004があったので地図で確認すると、まだまだ雁俣山にはほど遠く、このまま進んでも作業をする時間がないと判断し、念のため20分くらい進んだところで何も刈るべきものがないのを確認して引き返す。分岐点(上の画像の2枚目)から下りて、京丈山登山口へ到着。
ここから作業道を登って車に戻りました。翌日も天気は晴れの予報。今度は別の登山口から開始することを決定して、早めの就寝。オーストラリアの友人にもらったアイリッシュウィスキーを飲んで、スヤスヤ。